2014年11月21日金曜日

百代の過客。

「月日は百代の過客にして、行きかふ人もまた旅人なり。」


という某俳人の頭文通り、時間はとどまりません、どんどんどんどん過ぎていきます。
12月は師走、とにかく慌ただしい、時間が過ぎゆくのが早いイメージありましたが、夏が終わってからの11月までも本当にあっという間でした。

今はもう晩秋。もう年末年始が迫ってます。


めまぐるしく月日は巡っていくのですが、大小ありけり変化も確実にあります。

絵も少しづつまたは大きくも、変わっていきます。止められません。
そうしたい、という欲求のまま、進んでいきます。


2014年8月2日土曜日

片付けの極み。

夫(彫刻家)が何年ぶりかにアトリエの大掃除をしました。

私は、というか日本画の人はおよそアトリエをこまめに掃除していることと思いますが、
(箔扱ったりするし、ちらかっていると何よりこぼしたりなど、事故が多発してはいけないので)

夫は 履いた靴下を洗濯物籠に入れない星 から来た、もしくは、 ゴミをゴミ箱に入れない星 から来た星人なので、
片付けをする、大掃除をする、ということが本当に珍しいです。

片付け前の混沌とした写真が撮って無かったのが残念ですが、片付け後こんな風になりました。
海外のサイトとか見て、研究したそう。



さて、これを維持出来るか、が長き道です。
頑張れますように(^^)/~~~

2014年7月27日日曜日

夏到来、それとこんな日。

梅雨が明け、夏の到来です。
毎年忘れてしまいがちですが、「ああ、こんな暑さだったな…」と茹だるような暑さを体感しております。

しかしまだ忘れている感じもします。更なる盛夏になったときの、あの時間と空気の流れが止まるような、蝉の声だけがずっとリフレインするような、あの感じ…!
今から恐々諤諤と、その日に備えて心の準備をしましょうか。

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昨日は何だかツイてない日でした。

夏の暑い日に、急いでいたのか小さい段差に躓いて膝から転んでしまいました。
転ぶ(手をつく転び方です(^_^.))のなんて、何年ぶりでしょうか。膝擦りむくのも本当に久々です。
恥ずかしいやら、お気に入りのパンツは膝に穴開いて履けなくなるやら。。。


ついで、今日は展覧会に行くぞ!と息巻いて、仕事帰りに17時に車で出発。
渋滞もありましたが、ここまでは何となく想定内、いざ到着に至りましたが、
あれ??昨日で終わっていました。。。 「え~~~~~。。。」


では、次の展覧会に行くぞ!とまたそこから次目的地に行きましたが、
あれ??なんか展示変えしている… あ、最終日土曜は17時まででしたっけ??
そういえば銀座ルールは大体そうでしたね… すっかり忘れてました。。。


じゃ、次!ということでまた目的地設定、こちらはまだ来週半ばまでやっているみたい、
時間もちょっと閉廊ギリギリかな、でも間に合うね、大丈夫大丈夫…
路上Pに車入れて、目的地に歩いて行ったら、あれ?無い、画廊…
ナビ入れ間違えた?ここからどうやって行けるかな? 歩いて……遠!
結局大幅時間間に合わず、こちらも断念… 「うそぉ~~~~。。。」


で、もう一軒、こちらは百貨店内でやっている展覧会でしたので、余裕に、普通に見ること出来ましたが、
何だかたどり着いてみること出来たこと、いつもの日常を有難く感じた展覧会でした。

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そんなこともあって、帰宅してすぐ寝てしまったのですが、
飲んで遅くなって帰ってきた夫が、なぜか上機嫌で、頼んでもないギャグ10連発をしてくれました。

擦りむいた膝を抱えながら、そうして易く大笑いして、



まあ、こんな日常もあるか、て感じです。

2014年7月11日金曜日

御礼と〆切と、こころいくばく。

御礼。

遅くなりましたが、先月末、6/27,28,29日の「サポサポ project vol.10」では、皆さま雨の中お越し下さいまして、どうも有難うございました。
支援金詳細や今後の活動などはまたこちらのblogから見て頂けると幸いですが、おそらく過去記録更新のことと思います。
今回は作品参加で、充分会場に居て参加する、ということは出来なかったですが、最終日だけお邪魔しました。
会場は相変わらず活気があって、ちょっとだけの滞在ながらも元気をもらえたです。
途中凄い雨と雷で、これもまたサポサポらしい展開でした(^_^.)

いつも散財してしまうので、なるべくセーブするよう努めましたが、新作含めたポストカード3枚と、両親のプレゼント(近くにいるのに、なかなか帰郷できずにすみません、という気持ちも込めて)に、手ぬぐいを購入しました。

それはそうと、ポストカード、てつい買ってしまうのはなぜでしょう?? 最近はメールなど通信手段も多く、以前より郵便を使う機会がなくなったように思いますが、ポストカードの購入自体は減るどころか、増える一方です。
そういえば、以前はお気に入りは2枚買って一つは自分で見るよう、一つは出すよう、としてましたね(^_^.)

次回は12月、クリスマス前かと思います。皆さん、住民税と健康保険でびっくりされている時期だと思いますが、今から少しお金を溜めてクリスマスサポサポに臨みましょう!(^^)!
宣伝しておきますが、こちら KヤマMブさん 作のウォレットです。
すごくかわいくて、お気に入りです。去年、長年愛用していました財布から一転、購入しました。
どんな色でも良いですよ、とオーダー出したところ、こ~~んなにも可愛い色合わせで作ってくれました。
カジュアルでもあり、辛くも甘くもあり、絶妙なバランスの色、本当に有難うございます!
今ではこの色に合わせて服や携帯の色まで決まっていく始末。。
「お財布、欲しいな~~~…。」と思っている方、良かったら次回サポサポ11にどうぞまた宜しくです!

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〆切。

この度グループ展のお知らせです。
第3回「隼の会~はるかな地平から~」 7月14日(月)~19日(土) 10:00~18:00 太陽画廊(北区堂島/大阪)
出品している公募団体、院展での作家6名によるグループ展です。(未知のサンプルを採取して見事帰還した小惑星探査機に因み命名、だそうです)
10号一点、4号一点をそれぞれ出品しております。
3回続きましたこの回で、終了となります。お近くにお越しの際の方、関西にお住まいの方、ご高覧どうか宜しくお願い致します。

今回納品、〆切がバタバタし過ぎてしまい、本当に恥ずかしい限りです。
まさかの手持ち搬入。本当に最後まで画廊様、額屋さんご心配お掛けいたしました。
しかし自分の絵に色々な方々が関わっていることも実感できます。本当に感謝です。
帰りは京都の絵具屋さんに久々行って、なかなか買えない色の絵具を買って帰りました。

作品はこんな感じです。チラッと 今年の我が家のアジサイです。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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こころいくばく。

今日は台風一過、空の不安定日ですね。暑い日です。
梅雨が明けるのももう直です。
以前も言いましたが、明ける時は何かもう終わって、違う何かが始まるような、もの悲しいような、寂しいような、
でも新しいことも待ち遠しいような、期待するような。

そんな複雑な心持ちを感じる、季節の変わり目です。


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2014年6月27日金曜日

サポサポ project vol.10。

★イベントのお知らせです。

サポサポproject vol.10 
6/27(金)~29(日) 11:00~19:00(本日初日のみ15:00より) 表参道駅より徒歩3分 東京都港区南青山5-6-10・5610番館 ギャラリー5610 


【アート&デザインによって「支援する人たちを支援する」プロジェクト】 
東日本大震災復興支援 芸大卒業生によるボランティア活動の後方支援です。
ポストカード、作品を展示販売し、その売上金をボランティア活動される団体へ支援してます。今回で10回目となります。

お近くにお越しの際にはぜひ遊びに来てください!
素敵な作品やポストカードがたくさんあります♪

★このたびの支援先はこちらに掲載です。

今回は100名を超す作家たちが各々参加しております。
しかし今回は仕事諸々が重なり合って、会場へはなかなか行かれないのが残念です(>_<) いつも購入して散財してしまってます。 〇素敵なポストカードはこちらのblogから~

〇スグになくなってしまう作品群のメニューはFBのこちらから~


私のはこんなの出してます、チラッと
「To seem so」(そう見える) #01 
額の材料を買いに木場の材木店に行ったら、珍しい模様の小さい木がたくさん売ってたので、買ってきました。
その木目を見立てて絵を描いたものです。 遊び、て感じです。





まだお天気不安定な毎日ですが、今週末是非お出かけください(*^_^*)

2014年6月13日金曜日

抗う心。

多くの人と考えを同じくすることは大変な安心感を抱くのかもしれませんが、
その逆をいくと現時点での早急な結果は得られなくなり、評価も下がり、大変な不安に苛まれますのでストレスを感じます。


「ほんとう」はどうなのか


あり得ないかもしれない自分の中の「本当」を、貫くことは時として大きな苦労・困難を要します。



考えの最後に 後悔しないか? という問いかけを心の中でする。

バランスはとるけど、大事なところには「仕方がない」を持ち込みたくない。

大観すること、長い目で見ること

「今」を雑にしたら「未来」も見えてこなくなる。



たぶん今皆が流れているような、「そっち」には行かない方が良いと思う、

「本当」は、「そっち」じゃないように思う、



そんな判断した時から「戦い」が始まります。





*絵にまつわる話です。

2014年6月11日水曜日

末一色。

梅雨になりました。真っ只中です。

大変な災害にもなりえるので、長雨、大雨は喜ばしいことではないのですが、梅雨は好きで、この季節が終わる時何か心残り、もの寂しさも感じます。




大夏が来る前のひとしお雨降る季節

草けぶり 土が雨を染み込み 大気全体が水に包まれた

潤った空気 酸素までもが雨を吸った季節

花沈む中 末一色の花色が凛と鮮やかに色つき

雨の中 生きるもの一切すべての心が等しく同じ気持ちになるような

何か起こる直前の、屈んでいる動作のような



「待つ」季節




特にこの時期の雨の風景は美しいです。

雪の風景も雪に包まれますが、
雨の風景も雨粒に包まれ、様子が少しだけ変わります。
そんな小さな変化ですが、気づかされると堪らない気持ちになります。

アジサイの絵、描くのも好きです。分かりにくいかもしれないですが、雨の絵も良く題材にします。
空気感が前後ろにある感じが、設定しやすいからかもしれません。


あと1か月もすれば一転して盛夏の到来です。
それまで存分にこの季節を愛でていたいですね。




*自転車に乗り出して1か月位になった私ですが、昨日は雨予報にも関わらず高をくくって自転車通勤しましたら、見事に帰り降られまして、子供の頃さながらびしょ濡れになって帰ってまいりました。
自転車に乗ってから、本当に記憶が呼び起され、以前のblogにも書きましたが本当に照れ恥ずかしい心持になります。堪らない気持ちです。やたらとくすぐったいです。
久々に雨に傘なしで30分ほど打たれて自転車に乗って帰りましたが、もう「濡れる」とわかっていれば、イヤな気持ちは吹っ飛びますね。順応性高いです。
目の中にガンガン入る雨粒の雫とか、洋服が水を吸って一段と重くなり張り付く感じとか、
久々に思い出しました。
そういえば、雨の中の泥遊び、大好きでした。自ら水たまりに突っ込んでいくタイプでした。懐かしいな。

2014年6月2日月曜日

我が家の話。

我が家の話。

我が家は衣類がたくさんあって、実はちょっと困ってます。

リバウンドが趣味、と言われるほど体重の増減が激しい主人=とーぎさん、と言います、最近またダイエットを始めました。
ダイエット自体は若干やり過ぎか?と思うくらいのB型気質特有、極端な運動開始、食事制限、と、、、まあこれは少し目をつぶってます。

問題は着る服を「捨てないで!」と言われることです。

洋服が小さいものから大きなサイズまで、一通り揃ってまして、4,5年に一度ダイエット、とすると服のデザインが4,5年前のもの、、、
アウターからボトムまでこれらがズラッとあると、結構かさ張ります。はっきりいってタンスパンパンです。



で、まだここまでは許してますが(許容大)



パンツが多いのです。やたらと。

そのサイズ変更のため + 気に入ったパンツ というのがあるらしく、それをかなりヘビロテします。
体重増の頃のパンツが、本当に捨てたいのですが、これが許してくれません。
「またいるかもしれないから、、、」「、、、。(え~~~~!!)」
かなりゴムゆるゆるにして履くのが良いらしく、ビヨ~ンとなったパンツがゴロゴロあります。
これらの中にはお恥ずかしい話ですが、なんだかビリッとなってしまっているものもあって、それが何だか悲しいです。

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設定 とーぎさん=鬼軍曹 パンツたち=兵士

朝の始まり、軍曹は今回の作戦に出兵する兵を選びます。かなり固定のクルー、いつものメンバーです。お歴々が集合し、その中から毎日一人が選ばれます。
普通なら即野戦病院行きの兵士でさえ、その選ばれし古参のベテラン兵はどんどん戦場に行かされます。
兵士は軍曹の言うがまま、健気に相応の働きをしますが、時に目の前で殉職します。屈んだ時、「ビリリッ!」、、、

何となく被る名シーン↓

















(;O;)

他の兵士は震え上がります、「俺たちもいつかああなるのか、、、」
何も知らない新人兵も日ごとに追加されます。購入当初からサイズ大きいパンツがさらなる訓練により少しゴムが伸ばされ、そしてより過酷な戦場出兵のループへ… → ゆくゆく古参の仲間入りに

ダイエット期間は停戦条約が結ばれている時で、やっと戦士たちの休息です。いつ徴集かかるかわかりませんが、短くて1年、長くて4,5年の休暇…
停戦条約期間も実は出兵していて、細マッチョな兵士たちが駆り出されてますが、まあ体重増加期間ほどの過酷さはありません。

が、古参は退役することなく、奥にいつかまた出陣する日まで、スタンバイ中なのです、、、。

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(パンツの話です)


実は「捨てないで」と言われているにも関わらず、何人(?)か、私はひっそりと退役させてます。
そのパンツたちを、「お疲れさまでした…<(_ _)>」と何だか畏まった、神妙な気持ちで送ってます。 →ゴミ箱に


くだらない話ですね、申し訳ないです。絵の話でも何でもないです。
あまりのくだらなさに、もしかしたらこのページはいつか削除するかもしれません。
まあ、でもこうしていつも笑って暮らしているわけです(^_^.)


2014年5月29日木曜日

心掛けること。

絵、描くことにまつわることについて、心掛けること。


謙虚と、

情熱と、

戦う気持ち 抗う心

変えようとする気持ち


ノンプレッシャーで、気負わず

でも「あの」緊張感、は大事に。


周りは気にしないこと。



2014年5月25日日曜日

夏を迎える前に。

本日お庭の掃除をしました。草取りと、金木犀、桜等木達、椿、バラ、アジサイ達の剪定も。

画像をお見せすること出来なくて残念です。いつもある程度にしようか。。。と思いつつも結構な感じでやってしまいます。
なので、ガラっと庭様子が変わってしまう感じ。

ロングだった髪が前髪パッツンショートに!位です(笑)


バラは盛り、アジサイはこれから、なのですが、バラは少し強風時に倒れていたので、危険でしたので思い切ってやってしまいました。
アジサイはちょっとかわいそうでしたが、やはり元気すぎて車(駐車場も兼ねてます)に接してきてしまっているので、やはり今後のことを考えて。

桜は結構去年短く切ったつもりだったですが、花が終わったら電線に付く勢いでしたので、これもやはり。。
金木犀は鳩が巣、作れるくらい茂ってました(笑) (お隣さまが発見して下さってました)


この季節、一番行動激しい感じします。
衣替えしたり、アトリエを来たる大作前に大掃除したり、何かしらモノ買う時期でもあるので(今年は自転車でしたね、)(そしてこれからいよいよ本格的キャンプ時期です)1年の中でも体を動かしている感じします。

なので、ちょいヘトヘトです。庭から出た草や枝は、90Lごみ袋4個分でした((+_+))


それでもまだ半分残ってます。本日やったのはあくまで庭前面。また梅雨前にやらなきゃ、です。

2014年5月21日水曜日

幸いな時代でした。

*H・R・ギーガーが先週永眠されましたね。とても残念です。どうか安らかに…。



1969年生まれとしては、歌謡曲&アイドル全盛期時代か、アニメ&特撮全盛期時代、いずれかに夢中になったか、に振り分けられます。

歌謡曲&アイドルももちろん押さえておりますが、どちらかといえばアニメ&特撮の方に進んだ子でした。

で、思うことは、手書き→デジタルに移行する、この段階を垣間見る時代にいたのはとても良いことだな、て思います。
アナログツール、デジタルツールのどちらの構造も理解できるし、選べるからです。


絵の上手い下手はどちらも同じ価値。アナログが上手いか、て言ったらそうでもないし。逆も然り。
どちらの工程、構造も知りうること出来た、そんな時代に生まれたのは良かった、幸いだ、と思ってます。

例えばスター・ウォーズはEP1・2・3と4・5・6で撮り方が変わります。123は主にCG,456は主に手撮り特撮です。
さすがに見比べると456で見づらい箇所もあるかもしれません。456は作った年代は70年代からですが、お話でいうと時代的に後なので。。。
近年のリメイク版は6とか、相当な「お直し」が入ってます。当時より色々変わってます。でも5はあんまり「お直し」入ってない感じです。ここはコマ撮りで、とか、この背景は絵、など創意工夫が見られ、とても頑張ってます。
こういうクオリティの頑張りを見るといつも「頑張らなきゃ!」と励みになります。色んな多種面でのクリエイターに元気もらいます。

日本のアニメ見ても、「昔のアニメは凄かった」ではなく、繁栄するにあたって凄いものありますが、結構ダメなものもあったように思います。
で、今は昔ほど子供少なく、私たち世代40代含めた視聴者狙いであっても、あの頃の熱以上ではないように思います。
でも、現在も良い作品はあるし、CG使ってもダメだな、というものあります。結果あまりこの構造は変わってない感じします。
ただ、今現在、手書きのとても良く出来た、「AKIRA」や当時の宮崎駿作品関連、その他諸々のアンリミテッドアニメ連々、、、「良くやっているな。。。!」と観ながら感嘆してしまいます。
上手くて、しかもそのこだわりと惜しまぬ労力が凄すぎる。この辺は絵画制作でも同じ価値の見方で置き換えられますよね。


いつだって作り手側は「熱」があります。この時代に、こんなもの作りたい!という熱で動いている感じあります。
今度JJ・エイブラムス監督がスター・ウォーズ作るのもとても楽しみです。(このファン多き、そして師匠めいた方の作品を次世代がどう作るのか、、、?!)

絵画もこの時代なんか枯れている感じもしますが、日本画などは今一度明治期の熱情を持ってして描いていきたいですね。


最後に特別オタクっぽいもの貼っておきます。
80年代前半に当時若き学生だったクリエイター達が作ったムービー、これもこの時代のアニメ&特撮クリエイター・キャラクター達にオマージュ、とても愛を感じます。
作者や作品の出所等はどうか個人でお調べ下さい(^_^.)

コチラから

2014年5月19日月曜日

毒。

思うことですが、対象をいざ似せる、要素を抜き取る際=描写する際に「毒」めいた感性が必要だったりします。

ある部分を摘出するというか、抉り(えぐり)出す感じ?でしょうか。。。(何言ってるのかわかりませんね)

客観的に「こんな感じかな?」という対象の印象とともに、描写は細部、本質、対象自体の個体差にまつわることなど「これ!」と選ぶ感じ。
その時、普段人があんまり見ないようなミクロ的な視点でみる感じです。

で、その際には描く人の、「性格」が関わってくる感じがします。

私は長く美大予備校で人を教える仕事を傍らにしているのですが、
「凄い描写するな」 「良く見てるな!」という絵を描く人は大体性格が悪いとこあるかのように思います(笑) というのは言い過ぎでしょうか?
それか、粘着質、執着心がとてもある人です。「裏側」とか「その奥」を見ようとする人です。

性格的にはデメリットかもしれませんが、絵のリアリティには力発揮します。

TVのモノマネ番組を見る時も似たような感覚になります。
「良く見てるな!」「似てる!」というのは時には当人にとって残酷な描写。
当人が「見ないでほしい…」「嫌だな」と思う特徴部分を痛烈に抉り取り、それを人に伝えるよう、悪い心象になるギリギリのところを狙っていく感じします。

モノ作る人、絵を描く人にこの「毒」は必要な感じします。
で、それは社会的には通用しないので、なるたけ良い人で居ようとします。
が、滲み出る「毒」を垣間見たとき、私はちょっと安心したりします。「あ、仲間だ。。。v」みたいな?(笑)

逆に「毒」無い人は警戒したり。
まっとうな社会人はそんなの必要ないし、こちらの「毒」めいた感性を知られたらどうしよう、ドキドキ、、、(>_<) みたいな。 これって、物の見方、のようなところだと思います。ストレート、客観的な見方に対して、逆な、または斜めな見方をする、ような多角的視野なのかもしれません。 そして本質はどこなんだろう?真理は?(あるかないかは別として)への探求、執着。 だから、ただ性格悪いわけではないですね、悪意でなく、本質を窺い知ろうという行為だと思います。「本当はどうなんだろう?」ていつも頭にある感覚です。 おまけですが、ただ言葉遊びに反義する人もいます。この場合は本当の性格は意外とまっすぐ、普通ですので、「俺、天邪鬼なんだよ~~」という人はこれに値しません。そもそも天邪鬼などと思ってないですから。 病的な毒は辛いことですが、モノつくりの「毒」的な目はとても信頼しています。 人と話すとき、出さないようちょっと緊張しますが、親しくなった方は私の「毒」に対して寛容で頂けると幸いです。

2014年5月18日日曜日

おススメ本。

以前この春の買い物で Tim Flach の写真集買いましたが、

また追加購入で  「Anatomy for the Artist」買いました。


主人が予備校のおススメとして学院生に紹介していたものですが、
自身でも買ってみて気に入ってます。

図解もわかりやすく(トレーシングペーパーで重ねて見れたり、など)、載っているモデルさんもカッコいいです。
筋学、骨学のためにとても良いモノです。

是非どうぞ。実用とは関係なしに、見てても楽しい逸品です。



2014年5月14日水曜日

自転車。

通勤やちょっと買い物に自転車を利用してます。

ずっと利用してたわけでなく、この春新しく買いました。
なので最近頻繁に乗ること多いですが、

久々に乗ると新鮮ですね。
車の生活でしたので、もうずっと気付かず暮らしていましたが、


森の近くに来ると急にひんやりとして空気が変わった感じとか

夜の田んぼのカエルの今時期の合唱とか


子供の頃の記憶がやたら呼び覚まされます。

で、照れ恥ずかしいというか、何だかそんな気持ちになります。



普段目で記憶することとても多いですが、

鮮明な記憶は嗅覚や聴覚、肌で感じることその他諸々、

全部使っているんだな、と改めて感じます。



子供の頃を神聖化するでもなく、そこはドライに行きたい自分ですが、

でも最近のこの自転車に乗って感じることは。。。


やっぱり気恥ずかしく、照れてしまって、、、



そんな気持ちで乗ってます。



*夫の折りたたみ電動アシスト自転車は無事届きました。お手入れに入念、事欠きません。
飽きて私のとこに下がってくるのは、大体半年くらい経ってからでしょうか。。 今から楽しみです。



2014年5月13日火曜日

膠抜き。

膠抜き、という作業。

このところ気温も上昇してきたせいか、日本画制作の接着剤、膠が常温では傷みやすくなってきました。
なのでこまめに膠抜き、という作業で絵皿で溶いた絵具に、熱湯を入れて膠を絵具から抜いていくこと×3回ほど、また絵具を再生させる、ということを頻繁に頻繁にしているのですが。

色数も意外に多い私はお皿を20~30枚はいつも膠抜きしているのですが、時間も取られるし、場所も取るし、延々続くループなのでしんどいな。。。と思うこともしばしば。

皆さんどーしているのでしょうか?


絵具捨てちゃう派もいることと思いますが、それももったいない。
混ぜたりして使っちゃうよ!という人は中間トーンで使えるのでしょう、ですが、そんな大面積の中間トーンもない。。。


といいつつ、本日も合間合間にやってます。結局。

2014年5月11日日曜日

リベンジ。

絵を描いているとき、「こんな風な出来」という完成形を思い描いて描きます。
で、そのために工程を逆算して、手入れていくのですが。

一発描きが多いので、「あ、ここ上手くいかなかったなあ、、、」という工程も出てきます。

そのまま強引に完成(とは言ってももう工程を別にして考えていくのですが、時間はかかってしまいます)にもっていく、というパターンと、
早めでしたら紙張りからやり直す、というパターンに分かれるのですが、

完成したものでも「もう一回!」て言って、再度後日また新たな絵として描きなおすこともあります。



(自分の中では、これを「リベンジ」と名付けているのですが)


当初より描き損じも少なくなり、成功率も上がってきましたが、
久々本日は「リベンジ」に取り組んでます。


執着、と 研究、てことですかね?
でもそんな精神的に高尚なものでなく、日常のスポーツや料理が上手くいかなかったときにやり直す感覚と似てます。


2014年5月10日土曜日

5月グループ展。

展覧会のお知らせです。

QUARANTAINE展 5/10(土)~16(金)(日曜休み)10:30~18:00

オンワードギャラリー日本橋 東京都中央区日本橋2-8‐11
12名の作家によるグループ展です。

「QUARANTAINE」の意味は「40」。アラフォーの作家の展示、ということで。。。

(ちなみにアラサーの展示もあるそうですが)


羊を描きました。来年の干支(そういうつもりで描いたわけではないですが、そういえばそうですね)ですがちょっと早かったでしょうか?
いや、そんなこと言ってももう5月、今年ももう半年になりかけてます。。。

(最近月日の早さへの異議が多い気します(笑))


お天気も良いですね。外に出るのが気持ち良い季節です。
どうぞ宜しくお願いします。
http://www.onward-shoji.co.jp/gallery/exhibition/2014/0510.html


*ちなみに夫の電動折りたたみ自転車は、本日自転車を入れるバックのみが早々届きました。
(以前もそうですが、iPad購入時もフタだけが最初に早く届いてました(笑))

2014年5月2日金曜日

買い物。

春の買い物


PS4
折りたたみが出来るロードバイク
Tim Flach 写真集「More Than Human」
木材(額用)(絵用) 様々

(他、割愛)


以上



*夫は折りたたみ電動アシスト自転車を購入したようです。

2014年4月27日日曜日

謙虚に。

最近、意識するワード。

自我が強くて上手く行かない、ということ多々あります。
もうちょっと心が謙虚になれば、何か開けるんではないか、と。

でももうちょっとかかりそうです。


ただ慎むは貪欲、 恐るべきは奢り。



絵の話です。

2014年4月26日土曜日

クロッキー。

クロッキーについて。

「早く描く、線で描く、線が綺麗、線が生きてる、のびのびとしている、自由で良い、雰囲気が良い」などなどなどなど。。。。


色んな意味解釈されてますが、シンプルに「早く、捉える」だと思います。


・早く、も特に時間が決まってません。早い人は1分とか2分とか。でも私は5分くらいは欲しいな。捉えるの早い人、うらやましいです。

・線で描かなくとも良いですが、「早く、捉える」には線は有効手段だったりします。

・線が綺麗=綺麗、は主観的でイミフメイなので却下。

・線が生きてる=同様、却下。

・のびのびとしている=同様。描くモチーフによります。動物、人物、植物は生きているので良いかも。

・自由で良い=絵はそもそも不自由なものだから、自由を求めてこういう言い方なのでしょうか?これもあまりピンときません。

・雰囲気が良い=・・・・。却下です。


『対象を早く捉える手段』、に過ぎません。
あとはそれを描きたい捉えたい、という欲求です。

動物や人物描く時に割と「クロッキー」します。
動いている対象は早く描かないと捉えられないからです。
線だけで捉えるのですが、何枚か(早い時は2,3枚くらい、ちょっと捉え方難しいな、と思う四足動物や初めて描くものは10枚くらい)描くと、線だけで追ってても骨、立体構造があるように描くこと出来ます。
始めは背骨がわかる後姿を描くと繋がり良く描けたりします。
で、徐々に「どういう風な有様なのか(骨構造然り、筋肉動き然り、歩き方然り体重移動然り)」が描けるようになりわかってきます。
「わかってきたから描ける」のかもしれません。「わかる」「捉えられる」と、必然的に線が綺麗なようになるのかもしれません。

風景は「スケッチ」します。
長く描きます。30分はかけるかもしれません。
情景(光や心情場面など)を感じながら描いたり、構図構成奥行の面白さで描いたり、します。
早く、というよりはその場で描いている雰囲気も楽しみながら描きます。
特別な場所だったり、美しい古き建造物を入れた風景だと過去に思いはせたり、、、
「クロッキー」よりは光やものの表情の情報を沢山描くので、それで時間かかります。
「早く捉える風景」もいずれやってみたいと思います。

花のことを以前描きましたが、
花は「クロッキー」「スケッチ」のミックスでしょうか。
表情もシャープな細かい箇所ありますし、その対比でふわっとした柔らかい箇所もあります。
葉っぱも様々で平面的にペタッとしたものだったり立体的だったり。
パラパラしつつも意外と構造も強かったりするので、少し光を追ったり、平板なところは線描きだったりと、ミックスします。


自分のクロッキーを評価するとき、どういうことが出来ていれば良いか、ということを考えれば良いのかもしれません。
私は動物や人物を描くので、捉えられているか が判断基準です。
骨入れてみて繋がらなければ、いくら線が綺麗でもアウトです。
線が途中なところあっても、中身が入れられればOKです。
では中身、骨等が入っているいないの判断はどうすれば良いのか??

まー、枚数描いてみて、どれが入っているかどうか検証してみるしかないでしょうか(笑)

でも意外と真理です。クロッキー枚数は多ければ多いほど良い。これは断定的に言えます。枚数多いからこそ、どれが良くてどれがダメなのか、失敗と研究、成果が出来るからです。
で、その枚数へのモチベーションは「〇〇(見た、感動した対象物)を絶対描きたい!捉えたい!」欲求からだと思います。


このモチベーション、意欲が弱いことには絶対上手くならず、枚数描いたところでおざなりなので、結果枚数も意味のないものになりがちなのですが、

果たしてこの欲求があるのかないのか、はたまたmustなこと=しなければならない的な受動めいたもの、なのか、、、
絵を描く全ての人達への問いかけですね。




2014年4月23日水曜日

花。

絵は割とどんなものでも描く方です。

固定されている方々もいらっしゃると思いますが、私は色んなものをたくさん描くこと出来る方が良いと思ってます。
風景、人物、動物、植物、虫等多々様々、全部別々ではないので、色々たくさんなことが学べるからです。
スケッチもします、人物動物クロッキーもします。
最近は建物の風景スケッチが私の中では熱いです。


花が最近は真っ盛りですね。

アイデアで思うことあって、最近片っ端から描いているのですが、花盛りに追い付いていきません。無念…!
切り花買ってきて自宅で描くこと多かったのですが、木の花などは外でしかないし、あと天気良い日は何より気持ちが良いです。

スケッチを溜めている段階ですが、他の本画の絵も同時進行ですし何だかてんやわんやです。
それくらい、花がどんどん咲いてます。咲いては次に移っていき、、、、。


今は藤の花が満開です。咲き終わらないうちに描こうと、仕事あいまに思案中です。

2014年4月19日土曜日

木。

木曜日に新木場の「もくもく」という木のお店に行ってまいりました。
(木、ばっかりな文w)

特別な形態の額を作るべく、材質を見に行ったのですが、思った以上にたくさんの種類があって、、、
楽しかったです。興奮状態(笑)

ちょっと絵の幅も広がりそうで、楽しい予感ですvv

2014年4月18日金曜日

日々のうつろい。

12月、2月は月の中でも早く進む、と感じてましたが、
4月もうっかり進みが早いのですね、、、もう半ば、、、!

依頼のお仕事がいくつかありますが、気持ち的には焦ってしまいます。

また、新しい人との出会いもあるので、覚えたりすること、伝えたりすることもより多く感じます。


今人に教える仕事と絵を描く仕事をさせてもらっていますが、
両方とも「伝える」が共通キーワードですが、なかなかいつも考えさせられます。

絵の方では、今までは「描きたい、描きたい」と自分先行でしたが、
「描かせて頂いてます、」的な気持ちになれないかな、と思ってます。

教える仕事の方では「伝わらなければ意味なし」と、相手を鑑みることおもばかりでしたが、
時には自分の好きなことを思いっきり語ってみても(引かれても良いから)良いかな、とも思ってます。
そうした方が伝わるかな、とか。

そんなこと考えながら、4月があっという間に過ぎていきます。。。

2014年4月2日水曜日

さくら。

今年に入ってからの花記録。


お正月は贈られた牡丹が咲き、鑑賞しました。

でも、大雪の日に大きいバラの木が一本折れてしまいました。。
今年は咲かないでしょう。残念です。

3月は家のタマザクラ鑑賞。早々咲きました。


家の桜はもう散り始めましたが、
いわゆるソメイヨシノは今が見ごろですね。



桜は、
「花見=騒がしい、浮き足立つ」「秋=毛虫」

などなど、ネガティブイメージも天邪鬼な人には感じさせますが
(「みんないうけど、そんなにきれいなのかぃ?」 とか、「俗っぽくてイヤ(-"-)」みたいな。。。)


でもやはり
時々ハッとさせられるような美しさはあります。


あと、
散りゆくさまも鑑賞してしまうような、
その花の短さに憂いも感じます。


桜の季節、
今のこの時期、一時(いっとき)、一瞬一瞬を大事にする心を 留めたいです。




2014年3月28日金曜日

捉える力。

捉える力。


集中力、という言葉がありますが、絵を描くときにもよく「集中」という言葉が使われますし、意識すること多々あると思います。
もやもや違うこと考えていたら、、、、「集中集中!」 なんて。

この集中力、共通に考えていますけど、もしかしていろんな種があるんじゃないかな、て思ったりします。

作業的なことに没頭するときも使っている感じしますが、


絵描くとき、クロッキーなどでモノ(対象物です)を一気に描くときの集中、と違いますよね。

まず導入でパッと捉える、この「捉える力」というのが私のイメージする集中だったりします。


この集中は持続する、て感じでなく、要所要所で「パッ!」と使う感覚で、
クロッキーなどのときは一回で長くとも10分強くらいでしょうか。

スケッチでも最初はそんな感じですが、スケッチだと少し長く描くときあるので少し作業的なことも入るような感じです。
「ここはこんな感じで描こう…」等考えている時は確かに物事を考えながら、そのことに集中しているのですが、完成に向けて色々考えている、という感じでしょうか。



最初に「!」と思う瞬間から、パッと捉えるまで、
ネコが獲物を狩る時なイメージ、がクロッキー的な集中なら、

スケッチ、素描的な集中の後者はネコがご飯食べている時でしょうか。


どちらも大事ですが、
後者の方が言われているな、、、ということ多々ありで、



どちらかと言えば

前者の方が絵を描くときは大事な感じあります。

というか、それをかなり最初の方に使えばもっと良くなる、、、、。


と考えたり。



2014年3月27日木曜日

2014年3月27日。雨。

件の桜よりちょっと早め咲きのタマナワザクラが家には植わっています。
植わっている、というのは前の住人がたぶん植えたものなので、それを観させてもらっている、という感じなのですが。
雨なので、散ってしまわないかが心配。

ここに住んで10年目を迎えようとしています。

10年経ちまして、また色々新たなこと(といってもそんなに、て感じですが)に挑戦しようかな、と考え中です。

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