クロッキーについて。
「早く描く、線で描く、線が綺麗、線が生きてる、のびのびとしている、自由で良い、雰囲気が良い」などなどなどなど。。。。
色んな意味解釈されてますが、シンプルに「早く、捉える」だと思います。
・早く、も特に時間が決まってません。早い人は1分とか2分とか。でも私は5分くらいは欲しいな。捉えるの早い人、うらやましいです。
・線で描かなくとも良いですが、「早く、捉える」には線は有効手段だったりします。
・線が綺麗=綺麗、は主観的でイミフメイなので却下。
・線が生きてる=同様、却下。
・のびのびとしている=同様。描くモチーフによります。動物、人物、植物は生きているので良いかも。
・自由で良い=絵はそもそも不自由なものだから、自由を求めてこういう言い方なのでしょうか?これもあまりピンときません。
・雰囲気が良い=・・・・。却下です。
『対象を早く捉える手段』、に過ぎません。
あとはそれを描きたい捉えたい、という欲求です。
動物や人物描く時に割と「クロッキー」します。
動いている対象は早く描かないと捉えられないからです。
線だけで捉えるのですが、何枚か(早い時は2,3枚くらい、ちょっと捉え方難しいな、と思う四足動物や初めて描くものは10枚くらい)描くと、線だけで追ってても骨、立体構造があるように描くこと出来ます。
始めは背骨がわかる後姿を描くと繋がり良く描けたりします。
で、徐々に「どういう風な有様なのか(骨構造然り、筋肉動き然り、歩き方然り体重移動然り)」が描けるようになりわかってきます。
「わかってきたから描ける」のかもしれません。「わかる」「捉えられる」と、必然的に線が綺麗なようになるのかもしれません。
風景は「スケッチ」します。
長く描きます。30分はかけるかもしれません。
情景(光や心情場面など)を感じながら描いたり、構図構成奥行の面白さで描いたり、します。
早く、というよりはその場で描いている雰囲気も楽しみながら描きます。
特別な場所だったり、美しい古き建造物を入れた風景だと過去に思いはせたり、、、
「クロッキー」よりは光やものの表情の情報を沢山描くので、それで時間かかります。
「早く捉える風景」もいずれやってみたいと思います。
花のことを以前描きましたが、
花は「クロッキー」「スケッチ」のミックスでしょうか。
表情もシャープな細かい箇所ありますし、その対比でふわっとした柔らかい箇所もあります。
葉っぱも様々で平面的にペタッとしたものだったり立体的だったり。
パラパラしつつも意外と構造も強かったりするので、少し光を追ったり、平板なところは線描きだったりと、ミックスします。
自分のクロッキーを評価するとき、どういうことが出来ていれば良いか、ということを考えれば良いのかもしれません。
私は動物や人物を描くので、捉えられているか が判断基準です。
骨入れてみて繋がらなければ、いくら線が綺麗でもアウトです。
線が途中なところあっても、中身が入れられればOKです。
では中身、骨等が入っているいないの判断はどうすれば良いのか??
まー、枚数描いてみて、どれが入っているかどうか検証してみるしかないでしょうか(笑)
でも意外と真理です。クロッキー枚数は多ければ多いほど良い。これは断定的に言えます。枚数多いからこそ、どれが良くてどれがダメなのか、失敗と研究、成果が出来るからです。
で、その枚数へのモチベーションは「〇〇(見た、感動した対象物)を絶対描きたい!捉えたい!」欲求からだと思います。
このモチベーション、意欲が弱いことには絶対上手くならず、枚数描いたところでおざなりなので、結果枚数も意味のないものになりがちなのですが、
果たしてこの欲求があるのかないのか、はたまたmustなこと=しなければならない的な受動めいたもの、なのか、、、
絵を描く全ての人達への問いかけですね。
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