2012年3月18日日曜日

家から思いを馳せる2。

続きです。 

 前置きですが、静岡県人は富士山へ並々ならぬ愛情と関心を持って生活しています(ウソ)(ちょっとホント)。 
山越しに急に見える富士は、円谷プロ制作のウルトラマンのビル越しの見え方と一緒。 判っていつつも、驚きと畏怖が常にあります。 
高校受験時には、10月末から11月始めの初冠雪の時期、「富士山に雪が積もると、うかうかしてはいられない」と社会の先生の言葉でした。 
 

富士登山2日目。一泊目奥庭小屋付近、天狗の庭と言われる展望台は森林限界地域、ちょうど高山と亜高山の境目で植生も面白く、トンネル状になったハイマツなど、綺麗な、変わった針葉樹のオンパレードで、今でもとてもよく覚えていて、また行きたいところの一つです。鳥がすごく沢山いて、足にまでぶつかってきたくらい。 (参考画像)

この付近、富士5合目をグルッと回る「お中道」なる登山道のことを少し。 

 *ここからは、別の旅行で行ったお中道巡りの話が少し被っていきます。 

 大沢崩れという富士西斜面の大崩落地帯は通行禁止ですが、富士山は頂上の「お鉢巡り」と5合目の「お中道巡り」2つの円に沿って回るルートがあり、登山道もあります。 ですが、恐らく吉田口から東ルート、須走り口・御殿場口のお中道付近は、ルートがはっきりと確実でないゾーンがあるかと思います(今は分りません) それと大沢崩れの箇所は通行禁止なので、今はグルッと一周、は出来ません。 吉田口5合目→大沢崩れまではしっかりとした登山道がありました。時間は片道2時間位? 

よく「2度登るバカ」と言いますが、私もその後また登ったバカで、夏の4泊5日「一合目から富士」以外に、晩秋・11月・紅葉真っ盛りの時に大沢崩れまでのお中道と、合計三度頂上に登りました。 初回のこの山行では頂上で2泊しているので恐らく登頂は繰り返している可能性があります💦

バス停御庭から大沢崩れまでのルート。 途中は紅葉も相まって凄く綺麗。針葉樹の林の中を、まずまずラクなアップダウンの中歩きます。 大沢崩れは静岡側からでも目視出来るほどの大きな崖。遠くからは幅広い溝に見えます。(参考画像) 崩落が激しく、展望台は安全ですが、行った時も岩がガランガランと転がっていくシーンを見ることが出来ました。その中に凛と立つカモシカ、、、。(いるんですね)(展望台からの参考画像) 


11月の富士登頂は、8~9合目付近から上はもう完全なアイスバーンでした。 その頃持っていた、12本爪のアイゼンを活用して、あと鉄の手すりパイプや鎖も道に沿ってあるので、装備さえしっかりしていれば登れます。(かなり強風でしたが) 最後の鳥居をくぐって登頂したら、外国の方の先客がいました。
「グレイト!」「ビュディホー!」「ファンタスティック!」などの英語わかりやすい言葉責めで、個人で雰囲気堪能がなんだか出来ず、少しがっかりした思い出があります。 (すみません)
*別の山行の話でしたが、それ位お中道、富士2300m付近はとても良いところです。 


 さて、2日目はお中道西の滑沢で引き返し、8合目の山小屋まで。
スバルラインの終点、土産モノ屋さんなど大世俗ポイントを抜け、ここからの富士は低灌木地帯も過ぎ、ずっと火山の岩と砂、隠れるところも無く、ただただ高度を稼ぎます。
 途中振り返ると見えなかったものが見えてきたり、今まで歩いてきたところが一望出来たり、少しだけ新鮮。
 装備は山小屋では食事付宿泊だったので、リュックの中はスケッチ道具と水とバーナー、食器、あと雨具や防寒着位でしょうか。しかし75ℓザックだったので、少々いかついいでたちです。恥ずかしいです。 女性一人旅は、若い頃はちやほやされますが、30歳近辺でフラフラしていると、「自殺なんじゃないか、、、?」と何かと周りを心配させがちです。なので、判りやすい外見で見られるように努めていました。

 長くなりましたが、8合目に16時位に到着、早めでしたが、雨も降ってきたし2日目はこの辺で。 8合目から1ℓペットボトル水の値段が700円に跳ね上がりました。 


 次回は頂上、、、!

0 件のコメント:

Facebookバナー