この後も鹿島でサッカー行ったりと、何の絵や美術にも繋がり無いようなポイントを攻めているようですが、
建造物にも大いに作り手目線が入ります(若干コジツケみたいですが、そんなことはありません)
私は日本平スタジアムは実家で何度か観戦していたり、埼玉スタジアムも行ったことありますが、鹿島サッカースタジアム、
日本では傾斜が割とあるスタジアムです。
なので、二階席や上の方でもサッカーが楽しめる造りにv
ボカのボンボネーラとか、バルサのカンプ・ノウなどの超傾斜と比べるとほんとにまだまだだと思いますが
陸上競技場と一体化したスタジアムとか、テレビで見た方が良いくらいですもんね。選手が遠くて遠くて...
夫婦ともに美術の畑、というのは日常がすべてそういう視点、会話になってます。
ウチは平面と立体で分かれているので、彫刻視点でのものの見方はハッ!とすること多いです。
建築の仕事もやっているせいか、建造物視点は主立って夫発信です。
さて日光。
いろは坂をアウトインアウトで攻めながら、着いた日光東照宮は、えらく山深いところに切り開いてあり、大権現サマの力を見せ付けるような、ゴージャスでド派手な建築物の数々でした。
とにかく彫刻(透かし彫りのモノ)も圧倒的な物量...!
これでもかーい! って感じでw
朱子学の影響?何だか中華っぽさも感じました
江戸美術って、良くも悪くも技巧が極って、窮った感じだな、と。 表面が強い...
巨大な杉並木などマイナスイオンな森と、赤や緑や金の派手な建造物の対比、コントラストの強さに多少クラクラしつつも、
中禅寺湖・華厳の滝、奥日光湯元まで足をのばして、温泉につかってから帰りました。
日光から自宅までは割りと距離はそんなにないのも、意外。
いつも西へ行く時は長い長い静岡をひたすら東名走っていたので、
何だかすごく近く感じました。
でも首都抜けるのが長いんですよね(泣)
なかなか行かない北関東、
また行くのかどうか、特に想いもわかない北関東、
でも違う文化圏、風土なのでちょっと気になる北関東(笑)
てな具合で、行き当たりばったりのグダグダ久々旅行でした。
これを息抜きとして、また日常、
制作の生活に頑張りますv
2 件のコメント:
4月8日、日本橋三越本店で院展を鑑賞してきました。今回も秀作がずらり、好感のもてる作品が多かったという印象でした。(素人のくせに大胆不敵、無礼千万、僭越至極、すいません…)お目当ては勿論、気鋭の人気作家の東儀恭子先生の作品です。
画題は「犬草紙―花を背負って」―いつもながら先生の画題は飄々として洒脱ですね。「草紙」の連想から絵草紙、江戸期の洒落本の叙情や諧謔の味わいまでが伝わりますからね。いつもながら画題の言葉も研ぎ澄まされていて作品そのものに通じる感覚の冴えがうかがえます。
赤い椿の花。椿も江戸期より百花譜、千花譜として描かれ愛でられてきた花ですね。身近な花ながら高貴な雰囲気を合わせもっている。そのせいでしょうか、花を背負ったむくつけき犬ども(失礼、これは蔑視でなく親近感です)はどこか面映そうな落ち着かない顔をしていますね。
三頭の犬たちは花の色に染まることなく穏やかな眼差しを画面の枠をはみ出したずっと先に向けている。まなざしは遠い、遠い。そのものは人間には見えない。愚かなる人間ども…(これも蔑視でなく、ただの憐憫です)。
椿の花に劣らず目を惹きつけてやまないのは画面下部の野に生えるタンポポ。ギザギザの葉の緑青というか、タークワイズの乾いた草の色がなんとも言えずいい。目の歓び、色彩の魅惑。みずみずしい生気ある青葉と乾いた緑青の塗り分けは陰影より以上の草木や自然界に生きるものたちの湿と乾、生と死の危うい二面性へと想像を運ぶ。
東儀恭子先生の作品の特徴のひとつは「構図と色彩の構成」の魅力にあると常々感じています。日本画は写生が基本であるのは当然なのでしょうが、洋画の世界でも写真機の発明以来、アングル流の対象を忠実に模写する画法よりも「画家の目の自立、創造力」の優越が重視されるようになっているといつかどこかで聞きかじったことがあります。先生の作品は写生力の基本の上に構図や色彩が自在で画家の目の自立、創造の歓びが見る者に伝わってくるから心地よいのだろうと素人なりに感じます。そのような「構図と色彩の構成」の魅力、眼の歓びは他の誰かさんの作品からも感じます。それは尾形光琳さんの作品です。東儀恭子先生の作品からはそれと同じような感銘を受けることがあります。
これからのお仕事を楽しみにしております。
ぜあみ(世阿弥、是ami)草
2010年4月12日
コメント、有難うございますw こんな風に文章にしてご批評頂けると面映いですね。いつも見て下さって、有難うございます。
構図、構成のことを言われるととっても嬉しいです。そこが自分の持ち味、またやりたいことの一つなので... ただ色彩に関してはまだ観念に縛られがちなので、もっと色々解釈が出来たらな、と思っています。
今回の絵は個人的には反省点多く、もっと制作途中での計画を練らなければ、と猛省しました。
また頑張りますので、どうぞこれからも宜しくお願い申し上げます。(本当にいつも有難うございます)
コメントを投稿