2009年12月25日金曜日

otto制作記03。



張り合わせ。ボンドと万力と木ねじで合わせていきます。
ここからは乾き待ちが入ります。
ボンドつけて一日は放置。






































つけたものをもう削っていますね...
全体張り合わせたものをすっ飛ばしてしまいました。

ノミやサンダーで形を出していきます。

この作業がこの後延々。

そして...























並々ならぬ木屑の量。
雪のように積もっていきます。

こうなるとなかなかアトリエに入れません。
↓こんななっちゃう(笑)

2009年12月24日木曜日

otto制作記02。

修練、修練。うっかりすると日が経つのが早いです。

その間に主人の仕事はどんどん進んでいきます。


図面引き。板にどういう風に切るか、図を書いていきます。
夫は建築の仕事もしているせいか、ぴっちり図面なるものをパソコンで作ります。
















彫刻のイメージ、最近は変わってきましたねw

彫刻といえば「クマゴロー」的なw いかつい人(そしてちょっと偏屈だったりする)が、
人里離れたところにアトリエ構えてやっている、みたいな(笑)

主人は見た目クマゴローですが、超器用、都会大好き、
人見知りするけどおしゃべりは大好き、割とオシャレな彫刻を作るほうです。

...何と比較して言ってるのか、て感じですがw
あまり他意はないです。気にしないで下さい。



手前にあるのが、カラー図面です。
(もう何作るかわかっちゃいましたね)

これをジグソーで切っていきます。
中は繰り抜かれて、軽量化をします。重心支点もイメージしてます。













絵は絵の中で配置バランスのやりとりをしますが、

立体はそこのところもっとシビアです。重力ありますし。
後で変えられないですから。

後で変えようとも出来るよ、とは言ってますが

小さくなったり、また違うものになっていくのではないでしょうか。


 













こんな感じで、
次回は張り合わせです。
  

2009年12月15日火曜日

otto制作記01。

以前より工程を写真撮影したものを混ぜてUPしていきます。

夫の制作過程はとても早いので、ブログの更新もまめになります。

木材を購入。それまでは念入りに図面をPCで作っていました。



正面から撮った集積材板。高さ2500mm位?
土間の部屋の天井ギリギリです。















横から見た写真。厚さ3cmほど、
これがおよそ15枚くらい。

値段もはっています(泣)
















これを型をとってジグソーで切って並べていきます。
等高線みたいですね。

作り方は昔の寄木作りの変形バージョンです。
彫刻の方はクス材使う ことが多いと聞きましたが、

我が家ではホームセンターで揃います。



後ろに梱包されたヤギとカンガルーが...w




頭部。
さて、今回何が出来るのか...?

2009年12月14日月曜日

otto制作記序章。

突発的、inuレビューと同時進行で始めます
otto制作記

私の主人は
東儀悟史
彫刻家
京都生まれ
おひつじ座 B型
現在バカボンのパパよりひとつ年上42歳

なのですが、



2010年1月13日より南青山の新生堂画廊で個展を開く予定です。

で、

制作過程をブログで紹介させてもらうことになりました。
もちろん許可取ってありますw

彫刻の制作過程は作っている感丸出しで、面白いです。

私も結婚してからおかげさまで、彫刻への造詣が深くなったように思います。
考え方の接点、同じ事への表現の違いとか、また考え方の違いとか。

立体の方が考え方がシンプルな感あります。たくさん体も使うし、健康的です。
絵の方が病気になりがちかもw 
(あくまで個人の意見ですw)


今回作るもの、テーマやコメントはまた回を経て紹介します。

とり急ぎ序章でした。

→泡風呂で楽しむ夫

2009年12月11日金曜日

inuレビュー03

ブログ始めて3ヶ月余り、

まだまだ修練が足りないデス。


ダックスフンドについて。

顔の表情が描きやすい、と0102と熱く語りましたが、
ダックスは顔表情も捉えやすく、
しかもこのフォルムが魅力です。

また一日一回はお見かけするでしょうか、










長めの胴体、顔は長くてどちらかといえばシャープな印象、
ですが短い足(歩いているときは高速状態w)に目が大きく、可愛らしくもあり、

ほんとに多くの人に愛されている犬種ですよね。



絵ではその特徴的なフォルムのせいか、
とても画面の中で構成しやすい、遊ばせやすいです。


そういえば洋服を着た犬を描いた、初めての犬かも...?
合羽を着た雨の中の女の子とダックスを初めて描きました。

洋服を着た犬を描くのは楽しいしイメージが広がります。

状況も描きやすくなりますし、
装飾とみなしてテーマを打ち出しやすくもなります。


ダックスの長いフォルムと洋服を利用して、
滝を連想した絵を描いたことがあります。

→犬と滝、組み合わせが何だかワケわかりませんが(笑)
まあ、画面上方向に昇るダックスと、その洋服をつなげて落ちる滝を描いた、LOOPな絵です。













こんな具合で楽しく描けますvvv






ダックスのフォルムは想像以上に創造力を掻き立てられます。
他犬種描く事も多くなりましたが、
そういえば初期はダックスばかりでした。


またこういうのを描きたくなってきたな...。


絵の話が多くなってしまいがちですが、
あんなに低い足でお散歩しているのに、不思議とお腹は汚れないのでしょうか?
私が触らせてもらう限りは皆さん綺麗ですが、

何か秘密があるのでしょうか...?w
   

2009年12月6日日曜日

リンクふたたび。

自分サイトに友人の作家のリンクを追加させていただきました。

同じ予備校でお仕事をしている、志田展哉くんのサイトです。
この方も「くん」呼びは失礼になるかもしれませんが(笑)
とても美意識高い作品を作っている作家さんです。
何気ない夜や夕方の、電車と都会の風景が、彼の絵の世界ではとても美しく感じられます。
夜の風景を多く描かれてますが、逆に「光」を感じることの出来る絵だと個人的には思っています。


田中みぎわさんは以前より同じグループ展などでご一緒させていただいている作家さんです。
墨と水で、大きな自然に向かっていく姿勢は、以前は勇ましくも感じましたが、
今はゆっくりと波長を合わすような、そんな様子を感じます。
彼女の絵は私よりもっと厳選された素材での、調和の追求をしているように思います。



inuレビュー03はまた次回。。。
   

2009年12月3日木曜日

inuレビュー02


本日は関東はすごい雨ですね... 

今年11月(もう12月ですが)は寒暖差が何だか厳しく感じ、我が家のプチ庭も少し紅葉が激しい気もします。
ちょっと綺麗です。


02はビーグル。



















たれ耳大きな目が特徴、TVCMでもよく見かける犬種です。
過去現在ともに私にとって描きやすい犬種のひとつです。

なんで描きやすいかというと、
物語が作りやすいからです。

私が絵を描くとき、生きものを人間に見立てて描く、という「遊び」を入れるときあります。
これは絵を描く描かない別にしても人はよくそうする気がします。

CMの赤ちゃん(赤ちゃんは人ですが)が大人な言葉でしゃべっているのとかw
しゃべるお父さん犬とかw あれは人間の設定でしたかw

ペットを飼ってらっしゃる人もそう見ているときがあるのではないでしょうか。




ビーグルは顔の変化がとても幅があり、
そういった意味で物語が作りやすいです。

はしゃいで陽気なときは笑顔を感じさせる口もとや
目が輝いていたり(そう感じる?)ますが、

哀愁な目の時もあります。憂いというか...

自分がそう思っているだけかもしれませんが、
そういう表情見たとき、ちょっと驚きます。
「何考えているんだろう??」

目が大きいだけに語る言葉も多いように思います。




絵を描くとき、日本画は人の顔の表情はあまり表現の幅が多くない感あります。

リアルな「人」より、それ以外以上のテーマを感じさせたいからでしょうか。
表情を入れると生々しくあり、俗っぽくもなるからでしょうか。

なぜだか私は人の喜怒哀楽なリアリティを、間接的に犬を描くことによって置き換えて描いているように思います。

雨の日の散歩でも楽しいv

とか、

全速力で走って無心

とか(笑)


ビーグルは私にとって人間にとても例え易いような顔の表情を作ります。
たれ耳も髪のように感じているのかもw

ビーグルの物語は季節を感じさせるものから、
ウインクしている(→本当にした!や、ただそういう瞬間があっただけだと思いますが)
際どい(笑?)ものまで描きました。

やはり甘くなり過ぎないように注意しますが、顔の表情のふり幅が多いので、
表現の幅も多彩に表現したくなる犬種です。

私の今までの絵の中では少年、少女、ちょい悪な男、色々設定されてきましたw
果たして今後はいかな役者を演じるノカ...?     

   

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