2010年11月29日月曜日

筋トレ(?)

すごく久々のblog更新です。

8月までの期間、ずっと個展・グループ展・公募展の一年間強だったのですが、
9月のスケッチ旅行から帰ってきて10月、11月半ばまではパタッと仕事の無い日々を過ごしていました。

作り手は依頼主が無いと困るわけですがw

でもさして不安とかそういうことでもなく、(そんな不安な日々は20代~30代にイヤッというほど味わったので開き直っていると言いましょうか、ハートが強くなっていると言いましょうか、)

予備校講師の仕事以外は、スケッチとかクロッキーとかプラン練りとか、筋トレ的なことをしていました。

依頼仕事の締め切りがあるときは本画制作に忙殺されていてなかなか出来ないのですが、
制作の前段階のスケッチ・クロッキー貯めは凄く大事にしてます。
特に何を描くか、決まって無くてもただ好きなものや風景、動物クロッキー(あんまり描かないものとかも)などしていきます。
そこから発案に繋がるものもあります。

これが無いと制作に移れない感もあります。絵が固くなる感じがします。

制作は工程をきっちり決めてやること多いので、(絵具を重ねる時、岩絵具は下の絵具が割りと効いてきたり、あと支持体の紙も上手く使おうとするとガンガン重ねて押していくような進め方も難しい)最初に取る線とか形が重要になってきます。

ラフに描きたいところ、それよりは絵具を乗せて形をしっかり見せたいところ、平面的に色面で絵具を処理したいところ、などなど、絵の中でハーモニー(調和)を作りながら、それぞれの描き分けをしながら描いていきます。

手の入れ方を一発二発で決めたいところも出てくるのですが、
それをやるためには日ごろの筋トレが必要になってくるのです。

(そういう絵ばかりじゃないと思いますよ、あくまで自身の絵の話で)

まだまだ収穫にしてはもうちょっと貯めたいところですが、

仕事依頼がこのところ増え始めたので、平行してやっていきたいと思っています。
→仕事はなぜだか急にダダダッときますよね、あれってなんでしょうかね(笑)

忙しくなってきました、年末な感じがします。
もうあと一年の終わりもちょっとですね、頑張っていきたいところです。
  

4 件のコメント:

山本雅二  さんのコメント...

突然のコメント失礼します。京都の額縁屋yです。画商さんを通じて何度か額装させて頂いたことがあります。
動物の動きを感じる描写、詰める所と抜きの大胆な筆運びと空間バランス。・・センスを感じます。注目しております。頑張ってください。<ヤマモト店主より>

匿名 さんのコメント...

師走は忙しい。忙しい。
ご夫妻先生のようなご師匠でなくても忙しい。
俗物のファンですら忙しかった。
12月15日,
池袋西武の東儀悟史先生の彫刻作品を目当てに駆けつけた。
会場中央に象と馬のそれぞれ頭部。
形と色と言葉。
特に象が何とも言えず魅力的だった。
Flowerという題名は Elephantとどこか響きあう。
トルコ石をすりつぶしたような淡い青の塗料は
アフリカから戻ったばかりの人間の目には
鬱蒼たる密林の上に広がる、あの輝く透明の空に見えた。
Flowerの響きは
巨象の誇らしげだが、悲しげな叫びが、
あの輝く透明の空を揺るがしているように聞こえた。
大きな耳は夜明けから日の昇るまで咲いては散る朝顔の花。
花も生き物も儚い。美しい。

翌日、12月16日、
東銀座の靖山画廊の「たいせつなもの展」に駆けつけた。
東儀恭子先生の「うたたね」、「待つ」、「おめかし」など犬の絵が4点。
題名はいつものように女性的な感性で、
どこか平安の王朝絵巻の雅な響きがある。
特に「うたたね」と「待つ」の目に惹きつけられた。
主を想い、主を待つ、そのひたむきさ、やるせなさ。
犬の目は多くを語り、多くを伝える。
(これ以外の感想は9月4日付けのコメントと重複するので割愛します)

生きているものたちの形と心を作品として結晶させる
ご夫妻の芸術家は
今年も沢山の素晴らしい作品を生み出した。
お疲れ様でした。
そして、メリー・クリスマス!
       
       20101225(その蜩(ひぐらし))

東儀恭子 さんのコメント...

山本様 コメント返信大変遅くなりまして、申し訳ありません!ツイッターのフォローも有難うございます。そして大変嬉しいコメント有難うございます。 額屋さん皆様にはいつもお世話になっております。無理な注文もあるかと思いますが(笑)私ども作家もこれからも一層頑張りますので、どうかこれからも宜しくお願い申し上げます。

東儀恭子 さんのコメント...

匿名さま いつもご高覧なさってくださって、本当に有難うございます!コメント返信も以前書いていただいたものより、大変遅くなりまして申し訳ありません。小さいものばかりの展示で、あと個展のように在廊しているわけでもないので、作家側としてはご案内するのにすこーし心苦しさもあるのですが、本当に、お出かけついでに見に行って下されば、と思ってお出ししております。ですが、暮れの忙しい最中お越し下さり、そしていつも流麗な文体でコメントくださり、本当に感謝しております。
いつも大きな作品を制作する主人も、ここ一ヶ月近くは小品制作に家で取り組む毎日です。苦労もしておりますが、楽しく作っている様子でもあります。
アフリカから帰ったとのこと、良いですね!素晴らしい景色に出会えたことでしょうか、家にいることの多い私たちにとってうらやましい限りです。またお会いしたとき、ゆっくりとお話伺えたら良いな、と思っております。
もうすぐ新年ですね、お互いによき年になりますよう、充実した時を過ごすことが出来ますよう、本当に心からお祈り申し上げます。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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