2010年8月15日日曜日

動物を描くときの考察。

動物を描くとき、何を注意するかと言えばやっぱり「活き活きとしている様(さま)」でしょうか。

動いているものですから、躍動感や重量感が表現出来ると良いです。
骨格の仕組み、この動きの時この骨はどう付いているのか、とか気にします。
重量感は軽い動物、鳥などはそれなりの、重い動物にはそれなりの重さを。

「動き」は溜めの動作から次に繋がる、一連の流れを見ます。
何かするときは、必ず一回見据えて、それから次に繋がるので、それらを観察。
「溜めの動作」とは、一連の動作上でもちょっと逆のベクトルに動く動きが一瞬ある時(例えばターンするとき一度逆方向に体をあふってから動くとか)の動作です。
日本のアニメなどではアクション動作のリアル表現に良く強調して使われていたりしますよね。


動物は動作も限りがあるので必ずや同じパターンを繰り返すので、何回もそれら一連の動作を待ち構えて、観察。 動態視力強化ですね。
バッティングセンターに行っても120キロ位のストレートでしたら、捉えること可能だと思いますw


どこを良く観察するかと言えば、私は「足」です。足が一番見所。足が難しい。
重心のあり方、足と、他の足との関係。そのときの足の付き方。繋がって首、肩や腰、全体にも結局至ります。

四足動物の動きは、重心が分散されるのと動きも速かったりするので、始めはまずどうなっているのか、とにかく良く一連の動作とその瞬間を見ることです。

見るばかりでなく、描きます。描いて「見る」でしょうか。
始めは上手くとれませんが、描いて、見て、を繰り返していくうちに、大体クロッキー10~20枚程で構造、動きのパターン、段々理解していきます。このとき、必ずと言っていいほど新たな発見があります。「このとき、こうひねりが入るんだ」(→ひねり重要)とか、この個体のみのクセとか。

ハイスピードカメラも使います。動作の確認として。


同時に、その種特有の動きや骨の付き方特徴も込みでしょうか。
例えば猫類は歩くときの肩甲骨の盛り上がり方とか。
様々な鳥の、シルエットの特徴とか。(鶏は全体ややハート型、鳩は首が立つと似る、とか)
犬種によっての頭骨の違いとか。(犬は同種でもその犬の用途で、本当に頭骨バリエーションが豊かで、面白いですよね)

実際の触った感じ、毛並みとかはそれから肉付けです。
動物園にいるものは触れないので、そこはイメージですが。
ペットは触れるぶん、実際の毛並みとかに感情も移入するでしょうが、
ポーズ、骨格の方が印象をとることでは客観視点でしょう。



後はやっぱり「可愛い!」「かっこいい!」と思う心、気持ちですよね。
最近の傾向なのかもしれませんが、作品を作るとき、人は自分の(またはその人が思っている、もしくは一般的に思われている普遍的な)内面、内省的なものに向かっていく感ありますが、
それより、私は対象のアクションを見た時の気持ち(感性)、そしてそれを捉えたい、表現したいという気持ち、それからの観察、そこから拾ってくる何か、そのもののリアルさが大事な気がします。

動物を描くとき、イデオロギー的なものよりまず感情から掴まれるので、(繰り返しになりますが「かっこいい、可愛い」に繋がるもの)制作に迷いなく、ブレなく描くこと出来ます。

私もそうですが、ナルシストでなく(内省的な面をあまり大事にしなく)、
作品に対して「なんでやねん!」的な突っ込みをついつい入れがちな人は、
対象をしっかりと見続け、繰り返すことでスキルアップし、作品や自身を展開させていくことが良いのでしょう。
日本画という場も、未だ「自然から観察」を大事に見たり、問題視野にも入れているので、この場で描けるのは私にとっては助かります。将来どうなるかはわかりませんが。



★余談
取材がてら、ペットランドのようなところに良く行きます。
今月も伊豆のそういう施設に行ってきました。
そういうところはふれあい小型犬コーナーなるものがあって、実際触れるのですが、
触っているとやっぱり骨を確かめながらついつい触ってしまうので、
最後は寄って来なくなりました(泣) 好きなのに、大概嫌われます。
動物にモテないって、寂しいですよね...。
   

2010年8月1日日曜日

もう

8月。すごく、暑い毎日。

本日はちょっとで。
未だ画面初期段階。構図悩みすぎました...。

急ピッチです。

いよいよ、昼も夜も無いし。毎日。

友達のお墓参りも今年は家で手合わせました。
  

★箔貼りをもと生徒たちにお手伝いしてもらいました。
自分の絵、どこまで人に手伝ってもらえるか?
なんて談義を以前したことあります。
結局結構自分しか出来ない仕事があるので、なかなかしてもらえない。
紙貼り、裏打ちも割と好きなので、これもまた人には渡したくない。

箔貼り。腰は痛くなるし、忍耐はいるし、クーラーを強で使えない(笑)
最も過酷な作業。神経もいる。
これを全部じゃないけど、第一段階をばやってもらいました。
まだまだどうして、なかなか鍛えがいがあるw

嬉しいことに、また機会あればやってくれるとのこと、
これからも宜しくお願いいたします。
   

2010年7月19日月曜日

ようやく

梅雨明け、天気全快晴。
ようやくあとちょっとクロッキーとか取材するために、出かける目処がつきそう。
予定を組んでみます。


★先週金曜日、高校の同級生の3人と本当に久々会いました。
私の高校は普通科と芸術コース(現在芸術科)に分かれていて、今回のメンツは芸術コース出身。
現在コピーライター、雑貨屋さん、大手飲料メーカーのマーケティングマネージャー、と本当に毎日多忙な日々を送っているお三方達。
高校生の時は将来のこと考えつつも、現在のリアルな自分は全く予想だにしてなかったんじゃないかな。
私も含めて。
そのときのぼんやりとした将来のイメージが、今現実に。だからといって、そんなに意外じゃない感じ。
それが不思議。

同級生にしか分かち合えない、昔話で大いに楽しい時間でした。
(それにしても先生につけたあだ名、て今考えると良くわからないものばかりw)

★国立新美術館の、オルセー美術館展に行って来ました。
巨匠の絵を見るのは好きです。オルセーの所蔵のはン年前に見たことあるのですが、今回は予備校の生徒達何人かと。
日ごろ「絵を見よう」と言っているのですが、解説付けて一緒に見てはどうかと思い、企画してみました。
先ほど高校生の時の話を少ししましたが、私も当時はそんなに絵を知っている方では無く、ほぼ無知でした。中学から入ったとき、皆美術のことに既に詳しかったので、そんな自身を恥ずかしく思った記憶があります。
以前よりネットなどあって、情報の取り入れ方は楽なはずなのに、皆展覧会などあまりチェックしないとのこと。絵も一枚ごとの感想しかしなく、美術史の流れなどで見ること無かったそうです。
一抹の不安はまだありますが、これを機に絵の見方、造形の視点を広げて、自分の受験の絵や自分の立ち位置に繋げてみて欲しいものです。
→繋がっていないから、受験の絵がものすごくつまらなく感じてしまうのでしょうね。
まあ、そんなに面白いものではないかもしれませんが。でも繋ぎ始めは結構楽しめるものです。

個人的にはロートレックが好きです。(超絶に上手いから。抉り出すようなリアリティをそこに感じます)
  

2010年7月14日水曜日

ちんたらと

パネル作りや裏打ちなど、なんだかちんたらと進めています。
日本画においてなのですかね? 描き始め前に作業めいたことがずいぶん多いです。
長いな、と辟易することもあれば、この期間これから描くことを色々思考するので嫌いではありません。
下図は再度練り直し。

東京ははっきりしない天気、今一度スケッチに行きたいと思っていても、なかなか腰が上がらず。


★先週土曜日、千住先生の大規模な懇親会なるものに参加させていただきました。
久々お会いする方も初めてお会いする方もいて、楽しい会でした。

自分がいかに俗っぽい人間か、ということもよくよくわかりました(笑)
→意味フメイですが


★「戦場でワルツを」DVD見ました。
アニメーションなのですが、日本のいつも見慣れているアニメとは違い、変わった映像を作っていて面白かったです。こんな作り方もあるんだ、と。まだまだ可能性は残されていますね。
PCの発展により個人での制作の内容が発達したんでしょうね。工夫の凝らしがヨい。映像も絵っぽくて綺麗。
レバノン内戦の話なのですが、ドキュメンタリー映画、と改めてわかったのは最後の実写からでした。
最後をああして使いたかったのは当然理解できますが、映像としては最後までアニメーションで推して欲しかったな。
80年代音楽の取り入れが世代的にはツボでした。PILの「This is not a love song」とか。自分の高校生位に起こった出来事なんだな、て何度も言いますが今更実感。

  

2010年7月7日水曜日

アトリエ片付け。

まだ粘っている納品前の花の絵も描きつつ、アトリエの片付けに。

3年は使ってないものを洗いざらい出して整頓。

最近は、額はガラス入りのものを注文していたので、今まで地方公募や発表に使っていたガラス無し額が大量に出てきました。

捨てちゃうのももったいないし...

予備校で教えてた、現学生や美大卒業生にメール配信「額いりませんか?取りにきてくれる方が良いです」
を打ちましたら、思わぬ量と速さのレスポンスでびっくりしました。


皆、入用なのですね...。


巷ではレンタル額なるものもあるとか。



私はパネルは主人の彫刻作業場で作ってもらいます。

斜めカットも出来るので、正直大変助かっています。

額もガラス入り無しのものでしたら、作ってくれました。

ガラスや布張りのような手間がかかると、やはり額屋さんに頼るしかありません。
主に百貨店展示や、販売の意図があるとそうなるのですが。

正直このお金は作家にとって相当痛いです。
でも作家持ち、というケースはかなりあります。

買取の商談が付いていたり、売却予定のものでしたら良いのですが。

絵は高額商品ですが、材料費以外に出費すること、ほんとに多々あります。
削れるところでどうコストダウンしていくか、皆考えて情報提供し合います。

そうやって淘汰されていくのかも、しれませんね。
(さびしいですが)


使っていない、定形外サイズのパネルも発掘されました。

これもまた、いつか学生にお下がりとして考え中です。
  

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