3月11日よりの非常事態以来、まだ余震続き、計画的な停電も実施されていますが、10日経っての関東圏は、これが日常に組み込まれつつある状態に。逞しいといえば逞しい。人って。
大きな地震だったので、関東も被災といえばそうなのかも知れないけれど、東北のそれこそ当事者の被災者か、といえばそうでもない。食べるものあるし、寝るところにも困っていない。絵も描いたりしている。ふいに笑っていて、でもかの被災地のことを想うと誰もが悲哀の想いにしばし耽る。そういうバランス。二重人格であるような、躁鬱であるような、そんな感じを関東都内の誰もが持って生活していくんでしょう、しばらくは。
そんな10日間でしたが、ふと気づくと庭のアジサイの新芽の伸びがすごくて。桜も蕾が。一輪だった椿が今10以上は満開過ぎ、落ちようとしている。近所の猫の縄張りももう違っていた。なじみの猫で無くなっていた。
季節は残酷に早い。どんどん進むし、巡る。