動物を描くとき、何を注意するかと言えばやっぱり「活き活きとしている様(さま)」でしょうか。
動いているものですから、躍動感や重量感が表現出来ると良いです。
骨格の仕組み、この動きの時この骨はどう付いているのか、とか気にします。
重量感は軽い動物、鳥などはそれなりの、重い動物にはそれなりの重さを。
「動き」は溜めの動作から次に繋がる、一連の流れを見ます。
何かするときは、必ず一回見据えて、それから次に繋がるので、それらを観察。
「溜めの動作」とは、一連の動作上でもちょっと逆のベクトルに動く動きが一瞬ある時(例えばターンするとき一度逆方向に体をあふってから動くとか)の動作です。
日本のアニメなどではアクション動作のリアル表現に良く強調して使われていたりしますよね。
動物は動作も限りがあるので必ずや同じパターンを繰り返すので、何回もそれら一連の動作を待ち構えて、観察。 動態視力強化ですね。
バッティングセンターに行っても120キロ位のストレートでしたら、捉えること可能だと思いますw
どこを良く観察するかと言えば、私は「足」です。足が一番見所。足が難しい。
重心のあり方、足と、他の足との関係。そのときの足の付き方。繋がって首、肩や腰、全体にも結局至ります。
四足動物の動きは、重心が分散されるのと動きも速かったりするので、始めはまずどうなっているのか、とにかく良く一連の動作とその瞬間を見ることです。
見るばかりでなく、描きます。描いて「見る」でしょうか。
始めは上手くとれませんが、描いて、見て、を繰り返していくうちに、大体クロッキー10~20枚程で構造、動きのパターン、段々理解していきます。このとき、必ずと言っていいほど新たな発見があります。「このとき、こうひねりが入るんだ」(→ひねり重要)とか、この個体のみのクセとか。
ハイスピードカメラも使います。動作の確認として。
同時に、その種特有の動きや骨の付き方特徴も込みでしょうか。
例えば猫類は歩くときの肩甲骨の盛り上がり方とか。
様々な鳥の、シルエットの特徴とか。(鶏は全体ややハート型、鳩は首が立つと似る、とか)
犬種によっての頭骨の違いとか。(犬は同種でもその犬の用途で、本当に頭骨バリエーションが豊かで、面白いですよね)
実際の触った感じ、毛並みとかはそれから肉付けです。
動物園にいるものは触れないので、そこはイメージですが。
ペットは触れるぶん、実際の毛並みとかに感情も移入するでしょうが、
ポーズ、骨格の方が印象をとることでは客観視点でしょう。
後はやっぱり「可愛い!」「かっこいい!」と思う心、気持ちですよね。
最近の傾向なのかもしれませんが、作品を作るとき、人は自分の(またはその人が思っている、もしくは一般的に思われている普遍的な)内面、内省的なものに向かっていく感ありますが、
それより、私は対象のアクションを見た時の気持ち(感性)、そしてそれを捉えたい、表現したいという気持ち、それからの観察、そこから拾ってくる何か、そのもののリアルさが大事な気がします。
動物を描くとき、イデオロギー的なものよりまず感情から掴まれるので、(繰り返しになりますが「かっこいい、可愛い」に繋がるもの)制作に迷いなく、ブレなく描くこと出来ます。
私もそうですが、ナルシストでなく(内省的な面をあまり大事にしなく)、
作品に対して「なんでやねん!」的な突っ込みをついつい入れがちな人は、
対象をしっかりと見続け、繰り返すことでスキルアップし、作品や自身を展開させていくことが良いのでしょう。
日本画という場も、未だ「自然から観察」を大事に見たり、問題視野にも入れているので、この場で描けるのは私にとっては助かります。将来どうなるかはわかりませんが。
★余談
取材がてら、ペットランドのようなところに良く行きます。
今月も伊豆のそういう施設に行ってきました。
そういうところはふれあい小型犬コーナーなるものがあって、実際触れるのですが、
触っているとやっぱり骨を確かめながらついつい触ってしまうので、
最後は寄って来なくなりました(泣) 好きなのに、大概嫌われます。
動物にモテないって、寂しいですよね...。
2010年8月15日日曜日
2010年8月1日日曜日
もう
8月。すごく、暑い毎日。
本日はちょっとで。
未だ画面初期段階。構図悩みすぎました...。
急ピッチです。
いよいよ、昼も夜も無いし。毎日。
友達のお墓参りも今年は家で手合わせました。
★箔貼りをもと生徒たちにお手伝いしてもらいました。
自分の絵、どこまで人に手伝ってもらえるか?
なんて談義を以前したことあります。
結局結構自分しか出来ない仕事があるので、なかなかしてもらえない。
紙貼り、裏打ちも割と好きなので、これもまた人には渡したくない。
箔貼り。腰は痛くなるし、忍耐はいるし、クーラーを強で使えない(笑)
最も過酷な作業。神経もいる。
これを全部じゃないけど、第一段階をばやってもらいました。
まだまだどうして、なかなか鍛えがいがあるw
嬉しいことに、また機会あればやってくれるとのこと、
これからも宜しくお願いいたします。
本日はちょっとで。
未だ画面初期段階。構図悩みすぎました...。
急ピッチです。
いよいよ、昼も夜も無いし。毎日。
友達のお墓参りも今年は家で手合わせました。
★箔貼りをもと生徒たちにお手伝いしてもらいました。
自分の絵、どこまで人に手伝ってもらえるか?
なんて談義を以前したことあります。
結局結構自分しか出来ない仕事があるので、なかなかしてもらえない。
紙貼り、裏打ちも割と好きなので、これもまた人には渡したくない。
箔貼り。腰は痛くなるし、忍耐はいるし、クーラーを強で使えない(笑)
最も過酷な作業。神経もいる。
これを全部じゃないけど、第一段階をばやってもらいました。
まだまだどうして、なかなか鍛えがいがあるw
嬉しいことに、また機会あればやってくれるとのこと、
これからも宜しくお願いいたします。
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